セッション

セッションはtmuxの基本概念です。セッションは独立した作業環境であり、複数のウィンドウを含むことができます。

セッションの作成

新しいセッションを作成

tmux new-session -s mywork

または短縮形：

tmux new -s mywork

セッション名を指定しない場合は自動でID（0, 1, 2…）が割り当てられます。

tmux new

セッション内での操作

セッションを作成すると、tmuxのプロンプトが表示されます。この状態では通常のシェルコマンドが使用できます。

セッションの一覧表示

現在実行中のセッションを確認：

tmux list-sessions

短縮形：

tmux ls

出力例：

mywork: 2 windows (created Mon Jan 10 12:00:00 2025)
backup: 3 windows (created Mon Jan 10 11:30:00 2025)
0: 1 window (created Mon Jan 10 10:00:00 2025)

セッションから抜ける

デタッチ（セッションを継続）

セッション内で Ctrl+b d を押すと、セッションから抜けます（セッションはバックグラウンドで継続）。

Ctrl+b d  → デタッチ

セッションを終了

セッション内で exit と入力するか、すべてのウィンドウを閉じるとセッションが終了します。

exit

セッションに再接続

デタッチしたセッションに戻る：

tmux attach-session -t mywork

短縮形：

tmux attach -t mywork
tmux a -t mywork

最後に使用したセッションに接続：

tmux attach
tmux a

セッションの削除

不要なセッションを削除：

tmux kill-session -t mywork

セッション操作のまとめ

実践例

複数のプロジェクトを管理する場合：

# プロジェクトAのセッション作成
tmux new -s projectA

# プロジェクトBのセッション作成（別ターミナルで）
tmux new -s projectB

# セッション一覧確認
tmux ls

# projectAに接続
tmux a -t projectA

# projectBに切り替え（セッション内から）
Ctrl+b s
# セッション選択画面で projectB を選択

次のステップ

次はウィンドウについて学びます。