ウィンドウ

ウィンドウはセッション内の独立した作業空間です。1つのセッションに複数のウィンドウを持つことができます。タブのように使い分けることができます。

ウィンドウの概念

セッション (mywork)
├─ Window 0: エディタ
├─ Window 1: ターミナル  ← 現在表示中
├─ Window 2: サーバー
└─ Window 3: ログビューア

ウィンドウの作成

tmux内で新しいウィンドウを作成:

Ctrl+b c

ウィンドウに名前をつける

新規ウィンドウ作成時に名前をつける:

tmux new-window -n editor

既存ウィンドウの名前を変更:

Ctrl+b ,

プロンプトが表示されるので新しい名前を入力します。

ウィンドウ間の移動

次のウィンドウに移動

Ctrl+b n

前のウィンドウに移動

Ctrl+b p

特定のウィンドウに移動(番号指定)

Ctrl+b 0  → Window 0
Ctrl+b 1  → Window 1
Ctrl+b 2  → Window 2

ウィンドウ選択画面を表示

Ctrl+b w

上下矢印キーで選択して、Enterで移動します。

ウィンドウの一覧

現在のセッション内のウィンドウを確認:

tmux list-windows

ウィンドウの削除

現在のウィンドウを閉じる:

Ctrl+b x

確認プロンプトが表示されます。y を入力して確認します。

もしくはシェルコマンド:

exit

ウィンドウのレイアウト

tmuxはウィンドウを複数のペインに分割することもできます(次のセクション参照)。

┌──────────────────┐
│  ウィンドウ      │
├─────────┬────────┤
│ペイン1  │ペイン2 │
├─────────┼────────┤
│ペイン3  │ペイン4 │
└─────────┴────────┘

ウィンドウ操作のまとめ

操作キーバインドコマンド
新規作成Ctrl+b ctmux new-window
次へ移動Ctrl+b n
前へ移動Ctrl+b p
名前変更Ctrl+b ,
選択画面Ctrl+b w
削除Ctrl+b x
一覧表示tmux list-windows

実践例

複数の作業環境を設定する例:

# セッション作成
tmux new -s dev

# ウィンドウ作成
Ctrl+b c    # Window 1作成
Ctrl+b ,    # 名前をつける
# 「editor」と入力

Ctrl+b c    # Window 2作成
Ctrl+b ,    # 名前をつける
# 「server」と入力

Ctrl+b c    # Window 3作成
Ctrl+b ,    # 名前をつける
# 「logs」と入力

# ウィンドウ間の移動
Ctrl+b w    # ウィンドウ選択
# または
Ctrl+b 1    # editor ウィンドウへ
Ctrl+b 2    # server ウィンドウへ

次のステップ

次はペインについて学びます。ペインを使うと1つのウィンドウをさらに細かく分割できます。